2017年09月29日

9月29日

【解散にあたり】
衆議院は解散されました。解散詔書とともに身分を失い、すでに「前衆議院議員」となります。
ここ数日の動きは目まぐるしく、まさに一時間単位で動きが変わっております。
さらにこれから選挙まで、これを遥かに上回る激動の日々が続くと思われますが、私自身はおかげさまで体調も極めて良好で、気力体力も充実しております。
私達がこれから挑む衆議院選挙は”総選挙”であり、政権選択となります。今回の選挙は約5年に及ぶ私たち自公政権へのご評価、そして小池百合子東京都知事が率いる「希望の党」が政権を担いうる政党であるのか、それをご判断を国民の皆様に頂くものであります。
7年前、当時県議会議員であった私が最終的に国政を目指すことを決意したのは、口蹄疫のときの政治の混乱でした。
当時の民主党政権の「政治主導」といいながら、それは役割を果たさず、口蹄疫はパンデミックの状況を呈しました。もはや発災状況となった後に、鳩山首相(当時)が宮崎にやってきて、全力で対応すると発言しながら翌日退任。その無責任さと憤りにあきれ、怒るとともに政治の責任ある対応がいかに重要か、痛感を致しました。
民主主義、なかんずく選挙はどこまでいっても人と人との繋がりの中にあります。
選挙を通じ、未確定な未来についても一定程度の判断を政党、候補者に託すものです。
口蹄疫の当時は自民党が国民の皆様の支持を失い、結果として生まれた民主党政権の時代でありました。
その意味ではそのような政権を招来してしまった責任はわが党にもあり、それは結果として国民の皆様に政治の混乱を露呈し、政治不信を増幅することになりました。
やはりその轍は繰り返してはなりません。しかしいま、理念も、立場も、あまりにも異なる人たちが綱領もない政党に集いつつあります。まさにそれは当時の民主党政権と類似しており、今回はまさにそのような政党との戦いであります。
しかし批判の応酬には意味がなく、私自身もその様な政治スタイルは好みません。それは、とてもそれが国民の皆様の政治への関心を高めるとは私には思えないからです。
私達は当事者であり、評論家ではないのです。
その意味でも、今回の選挙はスタッフ、後援会一丸となって、愚直に臨むのみです。
選挙戦では前外務政務官として北朝鮮の状況がいかに厳しいか、また自公政権での経済対策の取り組みと成果、農林水産対策や地域の課題などを愚直にお話しし、責任ある政治を果たすことを訴えることで、選挙区である宮崎市、東諸県郡の皆様に、私がそれを任し得る候補者であると選んで頂くことに努力することに尽きると思っております。
しかし小池都知事は都知事選、都議選であり得ないほどの逆境を跳ね返し、論理を超えた期待感を集める稀代まれにみる政治家の1人ですし、この数日の様々な動きをみても、小池都知事の動向がまさに台風の目であり続けます。
この状況はこの選挙が終わるまで変わらないでしょう。そして私にもその暴風が襲いかかることは覚悟しなければなりません。
しかし気持ちは今日の宮崎の空のように至って平静です。
私は現職として昨日まで2期約5年務めさせて頂きました。その活動についてはこのFacebookでも詳らかにしてきており、今さら何かを飾ったり糊塗したりすることもありません。
以前ウイスキーのCMで「何も足さない、何も引かない」というフレーズがありましたが、まさにその思いです。
議員バッチももう胸にはありません。
愚直に、飾らす、正直に、そして安易な批判に堕せず、若い皆さんにも、やっぱり政治に関心を持つことは大事だなと感じて頂ける、爽やかな選挙戦に臨んで参りたいと考えております。
全力で走り抜けます。ご支援よろしくお願い申し上げます。
posted by たけい俊輔 at 20:21 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする