2017年07月18日

7月18日

ボリビアの首都ラパスに到着しました。昨夜遅くに着き、今は朝の5時過ぎです。世界一高地にある首都として知られていますが、確かに空気の薄さを実感。
既に空港が富士山より高い4000m超えと酸素が薄く、空港に来て頂いた大使館の医務官にメディカルチェックを受けますと、酸素濃度が82(平地であれば96〜98)しかなく、酸素ボンベを借りて酸素の補給。走らない、階段は一段ずつなどアドバイスを頂きます。
今日はさらに奥地の鉱山からの行程。移動時間が長いので間もなく出発です。とりあえずスローペースでスタートです。

早朝に出発し、住友商事が経営するサンクリストバル鉱山に向かいます。鉱山までセスナ機で向かうはずが、周辺の強風のため近傍のウユニ空港に。
世界に名の轟くウユニ塩湖のほとりです。鏡のような写真で有名な季節は雨季で今は乾期。湖面は一面、塩で真っ白です。

ウユニ空港からほぼ無人の土漠を走ること1時間半。住友商事が経営するサンクリストバル鉱山へ。八代倫明社長にご案内頂き、鉱山の最高地まで。極めて巨大な施設で、ボリビア最大の外貨収入をもたらす存在であることを実感。生産される亜鉛、鉛、銀などはボリビアは海がありませんので、貨物列車でチリの港に運び日本を始め世界に輸出されております。その存在とともに、このような4000mを超える場所でスペイン語を駆使し活躍する、改めて商社マンの気概にも触れました。
出発前に空港そばのウユニ塩湖に立ち寄り。乾期ですので、雨季のような一面鏡のような、とまではいかないものの幻想的な景色が広がっておりました。
夜はラパスに戻り、大使公邸での日本人会の皆さん方との意見交換会。昨日訪問したサンファン入植地出身の方がラパスでも大いに活躍されていることも認識。また日本語勉強熱が高まって、日本人会が経営する学校のスペースが足りず断らなければならないほどだとか。こうして南米から日本を支えて頂く皆さんの存在に感謝です。
posted by たけい俊輔 at 12:58 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7月18日

パロメケ外務次官との会談。同じ国連常任理事国としての役割を担う国として、今後の両国の連携についてなど意見交換。
その後、大空に抱かれた4000mを超える都市ラパスを出発。酸素ボンベのお世話にならなくとも血中濃度も普段通りになったところで出発。やっと慣れたところで去るのは残念な気がします。
古賀大使をはじめ皆さんには大変お世話になりました。これから一路ペルーのリマに向かいます。

トランジットでペルーのリマまで。マチュピチュやクスコへの観光客も多く、やはり圧倒的な人気なのだと実感。約5時間ありましたので、総務省出身の株丹大使にご案内頂き、旧市内や市場に。大統領選挙後の政治経済情勢、日系人の状況などについてブリーフィングを受けます。
話に聞いていたインカコーラも。これからメキシコへ。あと日本まで26時間。

2度目のANAのメキシコ→成田便で帰国です。トランジットが夜中になりましたので、街には出ませんでしたので、メキシコ人が大好きなコカコーラを空港で。「"メキシコーラ"はコーラの中でも世界一うまい」「風邪を引いたらコーラを飲めば治る。」こんなことをいう人も。
中南米担当になり、様々な場所を訪ねましたが、人柄も明るいメヒコ(スペイン語でメキシコのこと)が大好きになりました。次来るときがいつになるかは分かりませんが、今度こそ支倉常長が降り立ったアカプルコに行きたいものです。
posted by たけい俊輔 at 00:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする