既に空港が富士山より高い4000m超えと酸素が薄く、空港に来て頂いた大使館の医務官にメディカルチェックを受けますと、酸素濃度が82(平地であれば96〜98)しかなく、酸素ボンベを借りて酸素の補給。走らない、階段は一段ずつなどアドバイスを頂きます。
今日はさらに奥地の鉱山からの行程。移動時間が長いので間もなく出発です。とりあえずスローペースでスタートです。
早朝に出発し、住友商事が経営するサンクリストバル鉱山に向かいます。鉱山までセスナ機で向かうはずが、周辺の強風のため近傍のウユニ空港に。
世界に名の轟くウユニ塩湖のほとりです。鏡のような写真で有名な季節は雨季で今は乾期。湖面は一面、塩で真っ白です。
ウユニ空港からほぼ無人の土漠を走ること1時間半。住友商事が経営するサンクリストバル鉱山へ。八代倫明社長にご案内頂き、鉱山の最高地まで。極めて巨大な施設で、ボリビア最大の外貨収入をもたらす存在であることを実感。生産される亜鉛、鉛、銀などはボリビアは海がありませんので、貨物列車でチリの港に運び日本を始め世界に輸出されております。その存在とともに、このような4000mを超える場所でスペイン語を駆使し活躍する、改めて商社マンの気概にも触れました。
出発前に空港そばのウユニ塩湖に立ち寄り。乾期ですので、雨季のような一面鏡のような、とまではいかないものの幻想的な景色が広がっておりました。
夜はラパスに戻り、大使公邸での日本人会の皆さん方との意見交換会。昨日訪問したサンファン入植地出身の方がラパスでも大いに活躍されていることも認識。また日本語勉強熱が高まって、日本人会が経営する学校のスペースが足りず断らなければならないほどだとか。こうして南米から日本を支えて頂く皆さんの存在に感謝です。