2017年05月22日

5月22日

タパチュラの日本移住120周年行事に。私の名前の入った横断幕も何枚も掲げて頂き、盛大な歓迎を受けました。お茶や盆栽、着物ののみならずアニメはもちろんコスプレやオタク文化まで日本が若者に深く浸透しているのを実感。多くの皆さんにひたすら写真を撮ろう!と声をかけられ続け、アイドルになった気分でした汗

日墨協会の皆さんにご案内頂き、榎本武揚が企図した中南米最初の移民から120年の行事。榎本移民団が最初に上陸した海岸、記念した公園、医師として地域を支えた初期団員の子孫の方との交流、顕彰碑訪問や墓参など。
明治維新から間もない頃、こうして日本人を受け入れてくれたメキシコ、そして艱難辛苦を乗り越え、いまの日系人コミュニティの礎を築いた人達。改めて思いに触れ、このレガシー(遺産、資産)をわが国が生かしていくことの意味を深く考える1日となりました。

様々な出会いと役割を終え、メキシコから帰国します。移住120周年の式典を行った榎本武揚植民団の記念碑。裏側に廻りますと、この一文が刻まれています。
未開の地に、まさに艱難辛苦。夢を果たした方もいればそれをはるかに上回る、夢破れた方もいる。
様々な生きかたへの思い。改めてそれを深く感じます。なぜ植民団の皆さんが、敢えてここにこの言葉を刻んだのか。その思いをつねに胸に致しながら、歩んで参ります。
posted by たけい俊輔 at 00:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする