2017年03月06日

3月6日

デービットアトキンソンさんと桂離宮の視察に。宮内庁京都事務所の板谷所長にもお越し頂き、観光振興の観点からの制限の緩和による入場者の拡大と施設の保持についての課題を現場でヒアリング。
基本は飛び石で歩く場所が多いのですが、やはり石以外の場所を歩いたり写真撮影のために踏み固めたりでの特にコケ類の劣化、またハイヒールなどによる"あられこぼし"という桂離宮特有の石畳へのダメージが大きいことが一目瞭然です。
例えば迎賓館などは内閣府の施設のため、入場料を徴収しそれを維持費に充てることができますが、ここは宮内庁の施設のため無料でありコストの増大への対処が難しいのが現実です。
私はこの場所は2度目ですが、桂離宮は日本最高の庭園であり、かけがえのない財産です。観光立国との整合性も踏まえ、アトキンソンさんとも良く話して今後のあり方を考えて参ります。

一路宮崎へ。福岡の九州経産局から産業部の中原次長にお越し頂き、中小企業小規模事業者対策について講演と質疑を行いました。
主に事業者向けでしたが、もちろんどなたでも自由にご参加頂き、米良宮崎商工会議所会頭を始め選挙区内の商工会長、また事業者の皆さんなど約100名の方にお越し頂きました。
中身もわかりやすく、また資料も大変分かりやすかったとご好評頂きました。とくに補助金や助成金などは毎年ニーズにおいて変わっていきます。特にサービス業に関わるものなど拡充しておりますので、来て聴いて頂くことに大きな意味があろうかと思います。
また私からの挨拶でも申し上げましたが、安倍政権になり世耕大臣のもとで賃上げや約束手形の適正化など、今までであればむしろ自民党は企業側に立ち避けて来たようなこと、そして本来は民進党など野党が求めるべきことも積極的に取り組んでいること、そして外務省でもJETROとともに企業の海外進出やトラブル対応などのサポートに取り組んでいることをご説明致しました。
この説明会は今後も毎年開催して参ります。これから再び上京です。
posted by たけい俊輔 at 00:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

3月6日

長野県松本市で、山岳遭難の救助訓練をしていた長野県の防災ヘリが墜落し、乗員9名全員が亡くなられた事故は、まさに山岳救助という自らも命を賭ける危険な現場に臨まれていた皆様であり、痛惜の念に堪えません。
映像もあるということで、今後国土交通省の航空安全事故調査会の調査も進むと思いますが、2,000人以上の命を救ってきた防災ヘリの乗員の皆さんに心からの敬意と哀悼の思いを捧げます。
今回9名の方が亡くなられましたが、これは平成に入り2番目の惨事です。
最も多く10名が亡くなられる事故となったのが、私が高校生だった平成2年の本県日向市細島の牧島山に旭化成のヘリが墜落した事故です。
当時旭化成は主に東京への出張のため、延岡市の長浜ヘリポートから宮崎空港までヘリを飛ばしていました。(実際の運航は阪急航空が受託)
宮崎市内からもその姿はよく眺められたものでしたが、平成2年9月28日夜9時頃、深い霧の中で牧島山に墜落し、社員8名、乗員2名が犠牲になりました。
旭化成はそれを受けてヘリの運行を廃止。その後、空港へのアクセスとしてJRの空港乗り入れが具体的俎上に上り、旭化成も出資する形で地方空港としては異例のJR宮崎空港線の開業へと繋がりました。
大学時代、私は旭化成の支援を受けた当時の民社党の代議士の事務所でインターンをしていたのですが、当時の秘書さんや来られる旭化成の方々からその時の話を良くされました。
大変悲惨な事故であり、旭化成として有為な人材を多く失ったことが鉄道に出資という判断になった旨のこともつぶさに伺いました。
今回の事故の中で改めてその時のことを思い出しました。再び悲惨な事故が起こりましたが、安全対策を改めて確認し、今度こそ二度とこのような事故が起こらないよう、私なりにも努力致して参ります。
改めて亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
posted by たけい俊輔 at 00:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする