2016年11月09日

11月9日

世界は米大統領選挙を固唾を呑んで見守る日でありますが、私は公務で広島へ。
湯崎県知事、松井広島市長他の皆さんとナザルバエフ カザフスタン大統領をお迎えし、平和公園での献花、特別名誉市民授与、歓迎昼食会などに。
旧ソ連の核実験場があったカザフスタンの大統領として、核廃絶への国際社会での強いリーダーシップと安保理常任理事国入りを目指すわが国への強いご支持も頂く、わが国にとって大事な国です。
広島への熱い思いと知識の深さに敬服。つぎの訪問地ソウルに向けて出発されました。
これから東京へ。今夜は長い夜になりそうです。

米国大統領選挙はトランプ氏の勝利となりました。報道では驚天動地のごとく報道されていますが、選挙である以上様々なケースは想定されており、外務省としても米国の民意を踏まえ、粛々と臨んで参ります。
トランプ氏の勝利宣言のスピーチは相手への敬意もある威風堂々としたものでした。そもそもビジネスマンとして大成功された方であり、パフォーマンスだけでは決して大富豪にはなれなかったのは自明の理です。
徒(いたず)らに不安感じることより、パワフルなトランプ氏なればこその日米関係の深化をどう図るか、前向きに考えていくことが必要であり、それは十分可能なものであると確信しています。
今日岸田外務大臣が、大統領選挙を受けてテレビ東京の池上彰さんのテレビ番組にパックンことパトリックハーランさん他と出演しましたが、岸田大臣からもその旨をお話しさせて頂きました。
その上で何より大事なことは、世界がダイバーシティ(多様性)の尊重される社会であり続けることであります。差別が肯定されたりマイノリティの方が不当な扱いを受けるような、時代の針を戻すようなことはあってはなりませんし、それは世界を良い方向に進めることには決してなりません。
今日一日そしてこのテレビ番組を見ながら、それに対して宏池会会長である岸田大臣の役割は極めて大きなものがあると、改めて確信致しました。
そしてこの大きな節目のこの時期に、外務省で仕事をさせて頂くことに改めて責任の大きさを自覚し、一日一日を大事に役割を果たして参ります。
posted by たけい俊輔 at 00:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする