外務省の政務を預かっているため非公式な発言は控えておりますが、諸課題解決に未来志向で臨んで参ります。
仲間のパーティ、某官庁の皆さんなどとの飲み会を終えて帰るところで旧知の記者にばったり。大好きなエンガワの刺身だけをつまみに2時間ほど。
話題は某元アナウンサーがブログで特定の疾病の方について激しい言葉で批判し、患者団体から抗議を受けていることについて。
ネットの世界は右でも左でもどんどん"寄っていく"傾向があることは何度か述べてきました。
ある新聞なども日に日にキャプション(見出し)が激しくなり続けています。
今日の外務省である案件を説明受けたときも議論したのですが、一度"方向性"を定めれば、その"界隈"にいる人たちに評価される、され続けなければならない、そのために言葉が過激になっていく、そういう人が少なからずいます。かつては「世界まるごとHOW much!」などといっていた人気米国人タレントがまったく変質してしまったことなどは、子供時代に彼をテレビで見ていた1人として未だに受けとめ難いものがあります。
今回の某元アナウンサーのブログや反論に対する論駁などもそれと軌を一にしているように感じます。
少なくとも、その向こうにいる人がどう感じるか、それへの"思いやり"は到底感じられません。
ネット特にコメントやSNSは同好の士と繫がり、様々なことを創造しています。同じ志向の方といれば楽です。しかしそれが排他的かつ攻撃的になれば、モラルや社会性が亡失するリスクもあります。本当に気をつけて使わなければならない"道具"である、改めてそう感じます。
そしてそのような時代なればこそ、人の痛みに敏感である人間でありたい。
少し肌寒くなった深夜の街を歩きながら、そのようなことを感じます。また明日も、頑張ります。