まだまだ職員の皆さんや秘書官に助けられながらですが、一つひとつ誠実に臨んで参ります。明日よりはTICAD(アフリカ開発会議)でケニアに行って参ります。
毎月参加している日本近代史の勉強会。昭和18年作製の戦意高揚映画『決戦の大空へ』について。
予科練(海軍飛行予科練習生)を舞台にした原節子主演の映画。
昭和18年9月と既に戦況も悪化しつつある中、敢えて食事のシーンを多く登場させたり、厳しいシーンがほとんどないなど、よく練られています。今の私達がみても引き込まれる部分もあるほどですので、この映画後、予科練の受験が急増したということも良く理解できます。
時を同じくして、大日本言論報告会という徳富蘇峰を総裁とする文壇として戦争に奉仕する団体も立ち上がりました。
戦争が多くのものを変えていったこと。良く"昭和ヒトケタ世代"と呼ばれる世代に保守に対する否定的な感覚が比較的多いとの話がありますが、このような時代に多感な子供時代を過ごすということが、どういうことなのか、ということも考えさせられました。
改めて戦争の罪深さ、また戦争にならないための外交の役割。改めてそれを思いながら、買ってきたこの映画を改めて観たいと思います。