恵比寿にて。宮崎出身の演歌歌手 水木大介さんのラジオ「元気じゃろかい?宮崎!」の収録。
パーソナリティは水木さんとMRTラジオ「スクーピー」、私が宮崎交通の広告宣伝課時代に一緒に仕事をした 元明真由美さん。
水木さんの軽快なトークであっという間の時間でした。私も1年半ほど「たけい俊輔の直球勝負!」という番組をやっていたことがあります。
またやりたくなってきたなぁ...。
これから宮崎へ。
宮崎に戻り、国富町木脇でJA宮崎中央国富町の青年部の皆さんとの意見交換。
やはり地鶏とチキン南蛮。これが落ち着きます。
TPPもはじめ様々な課題を話しますが、いま農業者の皆さんの中で関心の的である産地パワーアップ事業について意見が多くあります。
比較的使途が自由ということで、JA宮崎中央管内で24億円の希望額がありましたが、4億円ほどしか採択されませんでした。確かに私の力不足も否定はしませんが、全国的に似たような傾向です。
そもそも制度設計の自由度が表向高く、取り敢えず出す、というものも少なくないこと、また農機具メーカーなども活用を勧めた一面もあります。
今後、補正予算に向けてしっかりお声を聞いて参ります。
さらに土地利用型、いわゆる露地農業を今後どうしていくのか。
畜産やビニールハウスの施設園芸などに比べる面積当たりの収入は概ね低く、また前出の産地パワーアップ事業でも特に露地農業の部分は厳しいものがありました。
農業を産業としてみたとき、効率化、高収益化という観点には沿わない部分も多く、いずれ農作物が工場で大量生産する時代でもなれば、ますます厳しいものがあります。
しかし総理も「息を呑むほど美しい田園風景を守る」とTPP参加表明の際の記者会見で述べましたが、まさに日本の景色を守り、水を守り、環境を保持するには露地農業は不可欠です。
田んぼも畑も放っておけば、2年もすれば竹林です。耕作放棄地が増えれば鳥獣害の増加も重なり、土地は加速度的に荒れていきます。
国富町でもある地区では50戸の露地農家で後継者がいるのは約1割。このままであればこの美しい土地がどうなってしまうのか。考えれば暗澹たる思いがあります。
露地農業を国民の皆さんの理解を得ながら、どう護るか。
難しくかつ遠大な課題ですが、土地を護る若い仲間とともに歩みながら、考えて参ります。