2016年05月25日

5月25日

今日は理事を務める内閣委員会の視察で仙台へ。その後、北海道新幹線で函館に向かいます。
さて、昨日の「ディスカバージャパン in cafesta」。今国会はこれが最後。
同期で議席が隣の 白須賀貴樹代議士がゲスト。
私の大好きな(^^;;、スイカを思う存分頂きました。一つ大人の階段を登りました。富里のスイカは最高です!
↓下記からご覧頂けます。
https://m.youtube.com/watch?v=9McY4Q7LlmQ&autoplay=1

今朝も委員会の合間など、規制改革会議の皆さんなどとの断続的な意見交換。
民泊の緩和に係る宿泊拒否規定の見直しについて慎重な意見を申し上げました。
ホテル旅館は満室や施設不良など特別な事情を除き、宿泊を拒否することができません。
(旅館業法第5条)
営業者は、左の各号の一に該当する場合を除いては、宿泊を拒んではならない。
一  宿泊しようとする者が伝染性の疾病にかかつていると明らかに認められるとき。
二  宿泊しようとする者がとばく、その他の違法行為又は風紀を乱す行為をする虞があると認められるとき。
三  宿泊施設に余裕がないときその他都道府県が条例で定める事由があるとき。
これを民泊については緩和する、整合性の観点から旅館ホテルについても検討するというものです。
しかしこれは慎重であるべきです。基本的人権にもかかわるもので、黒川温泉ハンセン病元患者宿泊拒否事件や府中青年の家事件など旅館業法による処分や裁判など大変後味の悪い事案も過去にありました。
Yahoo!オークションの「晴ー雨」的な評価や楽天など各種宿泊サイトの5段階の星評価は主観に伴うもの過ぎず、それを拒否の事由にするにはあまりも客観性に乏しいと言わざるを得ません。障がい者である故をもって拒否するなどがまかり通ることも懸念されます。
従って要件は誰もが納得でき、かつ厳格になされなければなりません。
繰り返しますが、ユーザー評価のみを以ってそれとすることは到底認められませんし、宿泊拒否する場合はその理由の明示、不服の申し立ての仕組みの整備も必要です。
そもそも対価をもって人を宿泊させるということは、それほど社会的使命と公益性があることです。
民泊であっても、それを逸脱しない形であるべきことは当然です。
地道ですが、次代に悔いのない形を作って参ります。これから委員会視察で仙台へ。

仙台から一路多賀城市へ。CSSC(制御システムセキュリティセンター)へ。
監視カメラの内容改ざん、電力システムなどの破壊などが実に簡単にできることを痛感。
最近大手やインフラでもシステム障害などがありますが、これがトラブルかハッキングなのかもそもそも分からない、分からなくする仕組みであることも簡単な実演で証明されます。
ハッキング技術を正しい方向で使うホワイトハッカーの養成なども含め、法の未整備も含めオリンピックも控え、かなり喫緊であることを実感。

仙台から一路北へ。北海道新幹線で青函トンネルを抜けて函館へ。
トンネル内の3本のレール、貨物列車との行き違い、苦労の跡が偲ばれました。
昨日の鉄道勉強会でも議論のあった並行在来線「道南いさりび鉄道」も運行開始。北海道をどう変えるのか。
さすがに風は冷たく、北海道にいることを実感。明日はまた始発で帰ります。
posted by たけい俊輔 at 00:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月24日

5月24日

今朝も8時からの規制改革の会議から。
シェアリングエコノミーについて、タクシーと民泊についての社会摩擦が大きくありますが、それについて保険等の活用と民間団体の自主ルールを基本という表現について激しい議論。
私からは民泊はあくまでもホテル旅館逼迫への対応と地域の活性化というそもそもの問題意識と議論の開始の原点を見失わないように強く申し入れ。

午前中から新宿へ。新たにオープンしたバスターミナル「新宿バスタ」の視察、そして新宿みやざき館「KONNE」で丸山 裕太郎所長との意見交換。
パスタの規模感と外国人接遇の充実ぶりには時代の変化を感じます。また多様な予約システムをあえて統合せず運用するなど、現状に柔軟に対応していることを実感。
「KONNE」については、現在今後のあり方の検討がされています。しかしバスタをはじめこの場所の進展は目覚ましく、変えがたい場所であるとは私は思います。
今後の議論の行方を見守り、またサポートして参ります。

事務局をしています鉄道政策の勉強会。新メンバーも加え、本格的な内容に。
整備新幹線の枠組み、経済効果、並行在来線の課題などを鉄道局、JR各社などと意見交換。
新幹線が地域を変える効果を実感しますが、まだまだ宮崎には縁遠い話題です。
まずは日豊本線の高速化など地道な取り組みを一つずつ。

今日の本会議でヘイトスピーチの解消のための対処を定めた法律が可決されました。
法律ではヘイトスピーチを「公然と、生命や身体、自由や財産などに危害を加えることを告知したり、著しく侮辱したりするなど、日本以外の国や地域の出身者を地域社会から排除することを扇動する不当な差別的言動」と定義。相談、紛争防止、啓発などを定めたものです。
罰則がない、日本人へのヘイトスピーチなどなどとネットを中心に反対される方がおられますが、数多アップされている動画を見ますと、戦慄が走りますし、このような悪口雑言を言い立てるデモに国旗が並ぶことは本当に残念な思いがしました。少なくともこのような行為は"美しい日本"、"とにかく日本が好き"と標榜することと正反対にあると私は思います。
今回、法律で初めてヘイトスピーチを定めることになりました。確かに罰則はありませんが、立法府として"あるべきことではない"ことを示したことは大きな一歩です。
今後、この意志がその行為者に届き、根絶されることを心から祈っております。
posted by たけい俊輔 at 00:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月23日

5月23日

今日は7時過ぎの便で熊本に。党国土交通部会の調査。
観光の仕事の方ならどなたも何度も通った道、赤橋こと阿蘇大橋の惨状を改めてみるにつけ、地震の大きさ、脅威と復旧への多難さを痛感します。
高千穂そして本県全体への影響の長期化に改めてどう臨むか、同行の職員の皆さんと協議しながらの行程です。

熊本県庁の災害対策本部、過日講演させて頂いた党熊本県連での熊本市長をはじめとする市町村長さんとの意見交換会、熊本城、JR九州との意見交換などを続けます。
合志市長の言われた「不満は努力で解消することができる。ただ不安は努力だけでは解消できない」との声が心に残ります。
熊本城の惨状も予想を遥かに超えるものでした。
これから本当に長期戦です。特に観光への期待の声は本当に多くありました。お城はそのシンボルでもあります。
個人的にお世話になった方もとても多く、私にとっても思いの深い街です。
自らの思いとして、長く取り組んで参ります。
posted by たけい俊輔 at 00:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする